2013年2月2日土曜日

AGP 第15号


AGP日本語通信 第15号 (2013年2月号)


<インド文化講座・3-4

マイスール旅行
ショバナ・クリシュナムルティ

 ダシャラの意味とか、マイスールでそれをどういうふうに祝うかとか、マイスールへどうやって行ってどこで泊まるかなどがわかりましたね。旅行に行く自信がついたでしょう。さあ、マイスールへ出発しましょう。 

ランガナティットゥ鳥類保護地
Ranganathittu Bird Sanctuary
 カヴェリ川にある6つの島で、約67平方kmにひろがっている国立鳥類保護地(こくりつちょうるいほごち)です。1940年に保護地として認められました。いろな種類の渡り鳥が遠くから、つまりシベリア、アメリカ、オーストラリアなどからこちらへ毎年飛んできます。
 Marsh crocodileというワニもいて、木々がゆたかで、数多くの哺乳類や鳥類もいます。 
 案内人といっしょにボートで6つの島にいる鳥を見ることができます。 


距離: マイスールから-19km, バンガロールから -128km. 
入場時間: 午前830分‐午後6.
入場券: インド人: Rs.20,
    外国人: Rs. 60 
旅行にいい時期: 1月から9月まで

動物園
 マイスール市の中心にあるこの動物園は歴史が古く、1892年にWodeyar(当時の王様)によって自分の楽しみのために設立されました。世界中いろな所から珍しい動物が輸入されて、1920年に公共の動物園とした開かれました。 
 マイスールバススタンドから3キロのところに位置しています。5分や10分おきにバスがあります。オートや馬車も使えます。
 人々に動物に関心をもってもらうために、動物を養子にすることが進められています。つまりある動物の維持費のスポンサーになるということです。 

KRSダム
 カヴェリ川を横切ってKRSダムが建設されています。当時Vishweshvarayaが工夫して新しい技術で建設しました。。 
 それにそってブリンダヴァン庭園があります。 
マイスールから24キロで、バススタンドからたくさんのバスがあります。





歌う噴水 Musical fountain時間:
1月から9月:月―金 午後7時―755
       土日 午後6時半―7時半
10月から12月:月―金 午後6時半―7時半
        土日 午後6時半―8時半





チャームンディの丘Chamundi Hills は市内のどこからでも見えますが、中心から13キロ離れています。ここのお寺はチャームンデシュワリChamundeshwariに捧げられています。
 1659年にDodda Devaraja Wodeyarは、1000段がある階段と、シワ神の乗りものであるナンディという雄牛の大きい像を作りました。この雄牛の像はインドでいちばん大きくて、首にきれいな鐘があります。
  


ソムナタプラ Somnathapura
 カヴェリ川の岸にホイサラ王朝によって建設された豪華なお寺です。742年前に建てられました。星の形のこのお寺は、ヴシュヌの転生であるケシャヴァに捧げられています。 マイスールから35キロで、バンガロールから140キロ離れています。
 外の壁にはヒンドゥ教の神様が細かく美しく彫られています。




おみやげとして買えるもの一覧:
マイスールシルク
手工芸品
マイスール絵画
ビャクダン


先延ばし
イェシャシュリー・P

 今まで何か重要な仕事を後回しにしたことがありますか。そうすると間に合わなくなるかもしれません。みんなこのことわざをしっていますね、「今日できることを明日するな」。先延ばしする人はこれをぜんぜん守りません。代わりに彼らのモットーは、「明日できることを今日するな」です。
   私たちは後回しの結果をよくしっているのに、先延ばしします。なぜかと思って、よく先延ばしをする友だちに聞きました。理由は、「私はこの仕事が重要でないと思う」とか「時間のかんりが下手だ」とか「仕事するモチヴェーションがない」などでした。弟はこう言いました。「仕事がさいごまで残って、無理なような気がしても、なんとか終わらせたときの気持ちが好きだ! すごい、ぼくって天才かも!? そんな感じ!」 わかるわかる、私もそう感じる、と思いました。 それで、そんなふうにいつも同じことをしていました。言い訳して、なまけて、ストレスはドンドン重なって、でもなんとか終わらせて、それを喜んでいました。あの時まで....。
  私の大学の試験ではグループセミナーをします。私たち4人はデータストラクチャーというトピックを選びました。私はそのサブトピックの中からリンクリストのプレゼンテーションをすることになりました。締め切りの一週間前、私は「ああ、たくさん時間がある、リラックスしよう」。5日前、「もう、忙しいんたから、後でするわ」。2日前、「大丈夫、なんとかなる」。前の日の夜、「やばい! どうしよう? 時間がぜんぜんない! 何を考えていたんだろう! かみさま、たすけて!」 セミナーの日、まったく失敗しました。準備がよくできなかったから、何にもちゃんと覚えられなかった。試験官の質問にも答えられませんでした。チームを失望させてしまいました。その試験の点はグループぜんたいに与えられます。みんなはかんぺきなスプレゼンテーションをしたのに、私のせいでみんなの点も下がりました。友達は、私がきんちょうしすぎて失敗したと思って、私をなぐさめてくれました。でも、それはほんとうの理由じゃなかったのです。くやしくて、うしろめたい気持ちでした。
  その経験から、先延ばしがどんなにあぶないかわかりました。ギリギリで仕事は終わらせられるかもしれませんが、ちゅうとはんぱになります。それに、ストレスやくやしさやうしろめたさでいっぱいになって、大切な人びとを失望させてしまいます。
 先延ばしを克服するために、いろいろなほうほうを考えました。いま、私は大きい仕事を小さいタスクに分けます。そしてタスクにゆうせんじゅんいをつけて、さいゆうせんのタスクをまずします。そうすると、簡単になります。たとえば、このスピーチです。一度にすべてのスピーチ原稿を書くのはむずかしそうだったから、先延ばしするかのうせいかあります。だから、まず友だちの意見を聞いてメモしました。それから、私の経験をちょっと書きました。さいごに、その材料をつかって、スピーチを書きました。そうすると、仕事はふたんではなくて、楽しくなりました。これからは、このことを思い出して、すべてのタスクはおもしろいとかたいせつだと考えて、仕事しようと思います

(全インド弁論大会ジュニアの部で3位になったスピーチです。日本人も実は耳が痛い?)



ジャパンハッバ2013 前夜祭 223日(土)・本祭 24日(日) 準備進む
 於:バンガロール大学ニャーナ・ジョーティ講堂 入場無料

 今年のジャパンハッバは盛りだくさんな2本立て。23日の前夜祭では、3時からミニ日本映画際(劇映画1本・アニメ1本)、テナリ・ラマンの狂言風の劇と、明恵上人が主人公のヤクシャガーナ(マンガロールより来演、7時から)という、それぞれの国の代表的な人物を相手の国の代表的なスタイルで演じる合わせ鏡の文化交流イベントを行ないます。
 24には、ステージでは日本からお招きする三宅藤九郎・和泉元弥師の狂言を始め、ボリウッドダンス、合唱、ヤクシャガーナ風の劇、俳句、カンナダ語劇、クイズ、落語、平家物語朗読、などなど。
 ギャラリーでは、ゆかた着付け、茶道、書道、折り紙、古本市などのブースが並びます。
 「漢字」をテーマに、「今年の漢字」の発表作文コンクールのほか、パズル早口ことばも漢字だらけです。催眠術で漢字学習効果増進も…?

早口ことば課題:「海軍機関学校機械科今学期学科科目各教官協議の結果下記の如く確定 化学・幾何学・機械学・国語・語学・外国語・絵画・国家学・撃剣」
(かいぐんきかんがっこうきかいかこんがっきがっかかもくかくきょうかんきょうぎのけっかかきのごとくかくてい かがく・きかがく・きかいがく・こくご・ごがく・がいこくご・かいが・こっかがく・げきけん)
 Subjects for this semester in the Mechanical Department of Naval Engineering School, decided after discussion among the teachers are as follows: Chemistry, Geometry, Mechanics, Japanese, Linguistics, Foreign language, Painting, State studies, Fencing(kendo)   

・「今年の漢字」募集 210日まで!(あて先:japanhabba2013@gmail.com

・第25回全インド日本語弁論大会
 112日(土)にニューデリーのネルー大学コンベンションセンターで行なわれた第25回全インド日本語弁論大会において、バンガロールからの出場者は好成績をおさめました。これが発音コンテストだったら、もっといい成績だったでしょう。
ジュニアの部  1位 ニティヤ・KSD「ソーシャルメディア」(BNK)
       3位 イェシャシュリー・P「先延ばし」(バンガロール大学)
       特別賞 シッダールト・ロイ・チョウドゥリ「笑顔の連鎖」(JLS)
シニアの部  1位 ディパンジャナ・デイ「え、まさか男性?」(BNK)
       3位 キラン・ムサレ「一瞬の結婚願望」(バンガロール大学)
 マニート・ギリさん(「奇跡の場所」)も、Pasona社から賞品をもらいました。
 ジュニア・シニアの優勝者2名は、323日(土)にスリランカで行なわれる南アジア弁論大会の出場権を得ました。


左からマニート、キラン、1人おいてニティヤ、イェシャシュリー、シッダールト、右端:秦先生


MA Japanese Course. Dep. of Foreign Language, Bangalore University.
P.K. Block, Palace Road, Bangalore - 560009, India

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